WAGAKOTO PHOTOの想い

昨今、SNSの影響で、映える写真や、非日常的な写真が好まれる傾向にありますが、私は、ぜひ皆様に「いつもどおりの日常」を残してもらいたいと思っています。というのも、『日常』ほど忘れやすいものはないからです。
旅行はもちろん、スタジオ撮影や七五三撮影などの非日常体験は記憶に残りやすく、思い出しやすいものですが、我が子が1歳の時、いつもどういう風に過ごしていたのか、何をして遊んでいたのか、自分は、我が子は、どんな表情をしていたのか、という日常は、記録していない限り、時が経つにつれてどうしても忘れてしまうものです。
実際、私の周りでも、子どもが大きくなったママ達は口をそろえて、
「うちの子どんな感じやったかな~。もう忘れてもうた~。」
と言います。
親子の日常は、慌ただしく、一瞬で過ぎ去っていきます。
子どもはあっという間に大きくなり、自分はいつの間にか年老いていき、写真を撮る機会もどんどん減ってしまいます。
過ぎてしまえば、戻りたくても戻れないかけがえのない日々。
当たり前すぎてついつい蔑ろにしてしまいがちな日常ですが、
そんな日常にこそ、親子の尊い瞬間がいくつも散らばっています。
私は、親子の日常写真を撮るのが大好きです。
ママと一緒に遊んでいるときのお子様の表情は本当にキラキラと輝いており、そしてそれを見るママの表情は愛に満ち溢れています。
100%ナチュラルの、一度撮り逃してしまえばもう二度と撮れない、親子の幸せに満ちた表情を、その瞬間を切り取れらせていただけることを、この上なく幸せに思います。


私たちはどうしても、「明日がある」、「日常は続いていく」と思ってしまいますが、実際は、自然災害や交通事故、急な病などでいつ誰の明日が無くなってしまってもおかしくはありません。
いつ無くなってしまうかわからないからこそ、そしていつか必ず終わりがあるからこそ、「我が子だけ」ではなく、「我が子と」撮った日常写真は、必ず未来で皆様の、そして未来のお子様たちにとっても、かけがえのない宝物になると信じています。
そしてWAGAKOTO PHOTOで撮った写真が、未来の親子の会話のきっかけとなり、未来の親子の時間を作り、未来の親子の笑顔に繋がることを願っています。
WAGAKOTO PHOTO
西口 美織
